ゼロクラ覆面判別

偽ゼロクラ覆面

偽ゼロクラ覆面

TOYOTA CROWN 18系(通称:ゼロクラ)

  • 後期型であること
  • 純正アルミホイールではなく、社外アルミ・マークX風の鉄ホイールを装着している
  • フロントガラスの上部に、グリーンのスモーク(ぼかし)が入っていない
  • フロントガラスについているバックミラーが、ガラスからではなく天井から出ている
  • バックミラーがダブルミラーになっている
  • ヘッドライトにAFSが付いていない
  • スマートキーのボタンが付いていない
  • ロイヤルサルーン、ロイヤルエクストラなどのグレードエンブレムが付いていない
  • リアガラスに減税のステッカーが付いていない
  • バックカメラが付いていない
  • ナンバーの横にオートカバーが付いている
  • グリル内にLEDの補助灯が付いている
  • センターのポールアンテナ
  • ダイバーシティーアンテナ
  • TLアンテナ
  • ミラーウインカーが付いていない
  • コーナセンサーが付いていない

思いつく限り書いた、特徴を解説していきます。

 

後期であること

一般的に、高速機動隊で使われている覆面パトカーはは後期型です。
理由は諸説ありますが、前期型を使い耐久性などをテストし、使い勝手の悪い点・リコール等が改善された安心の後期型からの投入とされています。
ゼロクラ覆面の場合は、幹部用車両として前期モデルもあります。高速道路で取締はしていないと思いますので、判断ポイントとしては前期は切り捨てても問題ないと思われます。

前期・後期を外観から判断するには

1) ラジエータグリルの違い

ゼロクラグリル

左2枚は、ロイヤル系のグリルです。右2枚は、アスリート系のグリルです。
ロイヤルとアスリートの区別が付かない場合は、クラウンを見たら覆面と思えの精神で注意して下さい。
ロイヤルの前期は、グリル内の縦のラインが4本・後期は、6本です。
ロイヤルの場合は、前からみた場合、グリルが一番の違いです。

2) テールラノプの違い

ゼロクラテール

左2枚は、ロイヤル系のテールです。右1枚は、アスリート系のテールです。アスリートも前期後期で若干違いがあると思いますが、ロイヤルとの区別は丸目で直ぐに分かります。
ロイヤルの前期は、ウインカー・バックライトが下・後期は、ウインカー・バックライトが上です。
また、レンズのキラキラ感が増しています。
後ろからみた場合、テールが前期・後期の一番の違いです。

 

 純正アルミホイールではなく、社外アルミ・マークX風の鉄ホイールを装着している

ゼロクラホイール

ゼロクラ覆面は、ロイヤルグレードを利用しているわけではなく、グレードなしのクラウンを利用しています。
よって、ロイヤルサルーン・エクストラなどのグレードエンブレムが付いていません。
グレード無しのクラウン純正ホイールは、左から2枚目のマークXの純正鉄ホイールと似た形のホイールキャップを装着しています。
まれに、裏をかいてロイヤル純正のアルミを履いている覆面も存在するようです。
大半は、2枚目の写真の鉄ホイールか右2枚の例のようなスタッドレスに履いているような安いアルミホイールを装着している場合が多いです。
写真の例は、実際のゼロクラ覆面・ゼロクラパンダに装着していたホイールの写真です。

 

補助灯

補助灯とは、反転以外の前面の赤色ライトの総称です。
ゼロクラ覆面は、2種類の補助灯が存在しています。

ゼロクラ補助灯

左の写真が、ゼロクラ覆面の前半に採用されていたKOITO製オートカバー仕様。
右の写真が、ゼロクラ覆面の後半に採用されていた日星工業株式会社製グリル内LED仕様。

17クラウンやその他、覆面で定番だったオートカバーです。
前から一目で覆面だと判断が出来るパーツでしたが、オートカバーの生産終了に伴い新しく出て来る覆面はLED仕様へと変わっています。
LED仕様は、非点灯時には一瞬では気付くことは出来ないため覆面としての精度は上がったのですが、その分判断は難しくなりました。

LED前面警光灯情報の詳細はコチラ

 

高級装備

ゼロクラ高級装備

身を焦がして支払っている、税金でこんなぜいたく品を覆面に付かてもらっていたらなんだかな・・・ですよね。
基本的には上記の装備は付いていないはずです。
スマートキーのロックボタン、ミラーウインカー、コーナーセンサー、バックカメラ。
比較的判断しやすいポイントになると思います。

 

インテリジェントAFS(Adaptive Front-lighting System)

インテリジェントAFSとは、カーブに合わせて曲がる方向を照らしてくれる機能です。
ロイヤルサルーン以上のグレードには、標準装備されています。

ゼロクラAFS

違いは、ウインカーの位置です。AFS無は、ウインカーがLoビームの下についています。
AFS有は、ウインカーが、Hiビームの内側についています。また、Loビームの下がAFSになります。
細かい点ですが、AFS付き車両の方が圧倒的に多いと思いますので、判断ポイントにはなると思います。

 

偽装アンテナ

偽装アンテナ

警察無線用のアンテナです。
TL(トランクリッド)アンテナ偽装・・・携帯電話などに利用されていたアンテナに偽装しています。
テレビアンテナ偽装・・・右から2番目の写真はシティーロードT17の偽装・右から3番目の写真はパナソニックTY-CA39DAの偽装です。
G-BOOKアンテナ偽装・・・ゼロクラの場合は、このアンテナはG-BOOK対応高精度GPSナビのアンテナです。多車種ではラジオのアンテナの場合が多いです。
個人的には、G-BOOKアンテナ偽装型のポールアンテナが最近は増えてきていると思います。
TLアンテナも今ではいかにも覆面という感じですし、テレビ用のダイバーシティーアンテナは、アナログ放送の終了に伴いお役御免です。
新しい車種についていると、逆に不自然なだけですからね。

 

車内バックミラー

ゼロクラフロントガラスゼロクラミラー

グレード無しのクラウンには、フロントガラスの上部にボカシ(シェード)がありません。
また、ゼロクラウンのバックミラーのマウントはフロントガラスについています。
しかし、ゼロクラで使われているダブルミラーは、17前期まで利用されていた天井からマウントが出るタイプです。
ボカシがない・ダブルミラーが付いていればほぼ覆面とみて問題ないと思います。
逆にボカシが入っていたり、ミラーのマウントがガラスに見えた場合は、覆面ではないと判断できます。

 

最後に

いくつか、ゼロクラ覆面の判別ポイントを記載しましたが、例外はあります。
また、地域により仕様は異なるため、上記の内容かすべて正しいわけではありません。
交通ルールを守り、安全運転をしていれば別に覆面も気にする必要はありませんよね!

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>